I, Robot.

　久々にFXの話を書こうと思う。
　今週の為替は大波が断続的に続いた。
　ダウの下げ方が尋常ではなく、為替も連動するのが見え見えでも、その分非日常的な動きなために、相場に入るにはいつも以上の勇気が必要だった。
　しかし、結果的にはテクニカル的にはおいしい相場展開が続いたと言える。
　ただ、反省点としては、毎度のことで、ほとほと自分に嫌気がさしてくるのだが『魔の金曜日』にまた手を出してしまったことが挙げられる。
　金曜日は、月曜日朝からオープンする為替の世界市場がクローズする日であり（日本だと土曜日の朝）、多くのトレーダーが自分の持っているポジションを手仕舞する日だったりするので、他の曜日と比べると不自然な動きをすることが多い。
　自分の場合すでにパターン化しつつあるのだが、調子のいい週ほど、調子に乗って、金曜日にその週に稼いだ利益を突っ込んでしまう。
　その結果、その利益の大半を飛ばしてしまう。
　今週の金曜日はまさにそうだった。
　我ながら、その時のうろたえ方と言ったら本当に情けないものだった。
　慎重に行わなければならないトレードにおいて、ストップを設定することはほとんど義務に近い。
　それを、勝つほどに怠る自分がいまだにいるので、また手痛いしっぺ返しを食らった格好となった。
　今度こそやっと、利益で何か妻に買ってあげられるかもしれなかったのだが、、その目標はまたしてもお預けになってしまった。
　しかし、未だに半信半疑（頭では分かっていても、なかなか出来ないものなのです）だったストップの重要性を週の前半においては大分体感することが出来たので、それを一週間通して行うことが出来たならば、今週よりは自分に期待してもいいと思っている。

　自分との約束事をただ頑なに守ること。
　それが一番大切。
　今週は最後の最後でそれを破ってしまった。
　それが反省点。
　それから夢中になり過ぎてしまった感もある。
　しかしそれではいけない。
　趣味ではないのだから。
　トレードは淡々と機械的に。
   I, Robot.
　そんな映画があったと思う。
　観てないけど。
　なんて言うか、そうありたいと心底思った一週間。