TSUNAMI

妙な夢を見た。
それは津波の夢。
防波堤の遥か上を大きな波が通り越して来る。
俺はなぜかとっさに、防波堤の海側では無い方にくっつけばなんとかなる、と夢の中で思う。
実際、何度か大きな波が頭の上を通り越していったが、俺が濡れるということは無かった。
でも、このままじゃまずいと思っていたところへ、誰かが大きな声を掛けてくれた。
『そこにいたんじゃダメだ！こっちへ来い！！』
俺は、その声を聞くと同時に、迷わずその声の方向へ必死で駆けた。
そして、無我夢中で走って気が付けばそこは高台。
周りには何人もの難を逃れた人たちがいる。
『おとうしゃ～ん！！』
遠くから娘が必死に手を振りながらこっちへ向かって来た。

津波のイメージは夢占いだと、あまりいいものでは無いらしいが、
特に災難にあったわけではない場合は、新しいものへの挑戦を暗示している、
という意味合いもあるらしい。

そこから考えると、確かに今日は仕事でいつもとは違うことをするのが決まっていたので、そうかなあとも思う。

しかしながら、よく夜中に、
『お父さんお漏らしした～（泣）』
と起こされることが多く、稀に被害を被り俺も濡れることもあるので、その恐怖から生まれた夢と考えた方が妥当か？（笑）