この日は早めに仕事が終わり、午後3時頃には自分の駐車場にいた。
そこで、転職することを妻の母親、つまり俺の義母に伝えてなかったとふと気づき電話した。
これまで、義母には極力娘のことはお願いせずにやってきたが、来月からはそうはいかないのが見えていたので、やはり状況を伝えておきたかった。
で、とりあえず義母の住む家まで行くことになった。
そこで、改めて状況を話した。
そしたら、実はお墓の脇に石碑を建てたかった、という話になった。
ということで、一度見た方がいいですよね?となり妻のおじいちゃんのお墓へ行くことになった。
実はなんだかんだで、初めて行った。
また、そこは南部家のお墓があるところでもあった。
ちょうど、昨日の研修で地元のお殿様のお墓は見た方がいい、と言われていたのだがこうもすぐたどり着けるとは思ってもみなかった。
かなり端折って書いたが、驚くべきはそのお寺の到る所に妻のおじいちゃんの作品があること。
例えば、門に掛けられているお寺の名前が彫られた板や、龍の見事な彫り物、そしてお堂の中にも上らせていただいのだが、そこにある立派な仏像二体などなど。
以前から、腕のいい仏師だったとは聞いてた。
制作時の気迫が今も尚伝わってくるのは気のせいではないだろう。
特に凄味が違う。
ところで、一緒にいた義母も人形作家。
今は全く作っていないらしいが、その作品の評価は相当のもの。
以前東京にいた頃、著名な人形作家の個展などを手掛けたこともある方と親しくさせていただいていた。
その方に義母の話をしたところ、是非作品を見たいという話になり取り急ぎ何枚かの写真を見てもらったことがある。
すると、見せたそばからぜひ個展をやろうという話になった。
しかし私の方でいろいろと段取りをしていったのだが、義母がもう作品は作れません、と断りすべて無かったことになった。
そんなこともあった。
とりとめもない話になったが、何を言いたいというのもない。
ただ、今日も見方によっては不思議な一日だったなとは思う。
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