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盛岡在住32歳。なんとなく毎日の出来事を綴っていけたらなーとか思ってる割に、書くことと言えばFXのことばかり。あと、趣味の姓名判断からピンチに強い画数の名前に変えてみました。名字は加藤ですけど。毎度のことですね。
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昨日は、店長と一緒に、改葬されたお客様のところへ赴きました。
改葬とはつまり、お墓の建て替えのことを言います。
場所は遠野。
午前中、墓地でご親族の方とお寺のご住職と待ち合わせしました。
新しいお墓にする際、一度古いお墓からご先祖様の魂を抜く『魂抜き』という儀式を行います。
おそらくは改葬する前に、そういった儀式があったのだと思います。
なので、今回お寺様にお越しいただいたのは、その魂を新しいお墓に入れる『魂入れ』をしていただく為です。
雰囲気としては、ご親族様のみということもあって思いのほか和やかでした。
悲しみの雰囲気はもちろんありましたが、やはりお亡くなりになった直後と、ある程度期間が経った状態では気持ちの面で異なる部分があるのだろうと思いました。
五月にしては暑過ぎる日差しの下、納骨式は粛々と進みました。
私が驚いたのは、こちらではお骨をお箸でお墓の中に入れるということでした。
ご親族が代わる代わる入れていくのです。
私が東京で葬儀社にいた頃の常識は、お骨は陶製の専用のものに入っており、それをそのままカロートに入れるというものだったからです(カロートとはお墓の中のお骨を納める場所のことです)。
店長にあとで聞いたら、どうやら、土に帰す、という発想が元になっている風習のようでした。
また、お墓の脇に先祖代々の戒名を彫った石碑のことを『戒名碑』というのですが、そこが『法名碑』と刻まれてあったので、私はてっきり浄土真宗系の方々だとずっと思っていました。
というのは、一般的に、浄土真宗は法名・その他の宗派は戒名と言うからです。
でも、曹洞宗ということがあとで分かり、とても不思議でした。
ただ、その墓地のどのお墓を見ても(全ては見ていませんが)法名碑と刻まれていたのが記憶にあったので、これもまた、その土地その土地の昔ながらの風習というのがあるのだというのが分かりとても勉強になりました。
店長は、お寺様のお経を聞いて、浄土真宗ではないと分かっていたみたいなので、私もせめてお経を聞いたら、何宗かくらいは分からないといけないと思った次第です。
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